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【開催報告】河田聡フォトニクス未来基金キックオフイベント(2025年8月29日)

2025年8月29日(金)、大阪大学フォトニクスセンターにて「河田聡フォトニクス未来基金キックオフイベント」を開催いたしました。
当日は多数の研究者・学生・関係者にご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。

本基金は、河田聡名誉教授のご寄付により、フォトニクス分野における新しい研究の芽を育み、学生や若手研究者の自己成長・国際交流を支援するとともに、異分野との融合を推進することを目的に設立されたものです。

イベントでは、大政健史工学研究科長/総長参与および正城敏博共創機構長補佐からご挨拶をいただき、基金の趣旨・目的とフォトニクスセンターについての説明の後、米国Universities Space Research Association (USRA) の小田知宏氏による特別講演が行われました。グローバルな環境計測・モニタリングネットワークを基盤とした気候変動問題に対する国際研究連携の最前線についてご紹介いただき、フォトニクスの新たな応用可能性や、学際的な研究ネットワークの重要性に関して示唆に富む内容となり、参加者の大きな関心を集めました。

続いて、河田聡先生より、本基金設立の経緯と今後の展望について説明がありました。ご自身の研究活動やこれまでの経験を踏まえ、次世代研究者を支援する仕組みの必要性、そしてフォトニクス分野を超えて広がる研究・人材交流の意義が強調されました。基金を通じて「若い世代に挑戦する場を提供したい」というメッセージが示され、会場全体に強い共感を呼びました。

その後、「今を超えた未来のフォトニクスを阪大から創出する」をテーマとして、パネルディスカッションを行いました。パナリストの皆様には、大阪大学にとってのフォトニクスの重要性や今後の期待、また社会との連携などについて議論いただき、さらにフォトニクスの未来に向けた想いを語っていただきました。

ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
フォトニクス未来基金では、今後もさまざまな支援プログラムを展開してまいります。