河田聡フォトニクス未来基金
河田聡フォトニクス未来基金
お知らせ
- 2025年7月31日 第63回フォトニクスコロキウム
- 2025年7月15日 第二回河田基金運営委員会(開催予定)
- 2025年6月5日 第一回河田基金運営委員会を開催しました。
基金について
大阪大学は歴史的に光学・分光学の研究・教育拠点として、広く世界に知られてきました。 この分野において数多くの紫綬褒章等の受章者や関連国内外学会の会長を輩出し、 光学・分光学関連産業で活躍する大勢の優れた技術者を育ててきました。
2007年には、2007年に文部科学省・平成19年度科学技術振興調整費・先端融合領域イノベーション創出拠点の形成プログラム「フォトニクス先端融合研究拠点」として認定され、10年にわたってプラズモニクスをコアとする大型プロジェクトを推進するなど、 様々な拠点活動を推進してきました。 2011年にはフォトニクスセンタービル・P3棟を建設し、アジア先進ナノフォトニクス研究教育拠点・グローバルナノフォトニクス研究拠点などを展開してきました。
これらの活動を先導してこられた河田聡名誉教授は、自ら創業されたナノフォトン株式会社をM&Aによって売却して得た私財を、 2024年に大阪大学へ寄贈されました。 これを原資として、大阪大学は「河田聡フォトニクス未来基金」を設立しました。 本基金を基礎として活動を行い、フォトニクスの新たな未来の創造を目指してまいります。
基金設立者より

大阪大学名誉教授 河田 聡
芸術家は、ひたすら個性的で独創的な作品を創り続けます。ロダンは多くの『手ーLa Main』の彫刻作品を制作し、「手は顔よりも雄弁である」と語りました。 ゴーギャンは南太平洋に移住し、その地の自然や人物を独特な原色の色面で描き出しました。色とかたちーすなわちフォトニクスーは、芸術の起源であると言ってよいと思います。 科学者もまたそれぞれが個性的で、独創的な理論や技術を創造します。ニュートン、アインシュタイン、そして現代の統一理論に至るまで、 光の科学ーフォトニクスーは、科学の原点であると言えるでしょう。 私は、フォトニクスが私たち人間とその社会、そして私たちが暮らす地球の未来にこれからさらに貢献していくことを信じています。 大阪大学に設立したこの基金が、未来に向けて、独創的な人と科学、環境、そして社会を生み出す礎になることを願っています。
支援プログラム
本基金による支援プログラムは現在検討中です。詳細が決まり次第、こちらのページでお知らせいたします。
お問合せ
大阪大学大学院工学研究科 附属フォトニクスセンター
河田聡フォトニクス未来基金事務局
電話番号:06-6879-7927
Email: office[at]parc.osaka-u.ac.jp
([at]を@に置き換えてください。)